怒りを溜め込むタイプとすぐ発散するタイプ

2タイプの各々の状態▶そうなる理由や原因▶溜め込むタイプへの解決策

人間の怒り方を2パターンに分けて考える。

・着火も消火も遅い、怒りを溜め込むタイプ

・着火も消火も速い、怒りをすぐ発散するタイプ

これらについて思った事を勝手に書いていく。

怒りを溜め込むタイプ

まず全人口のうち、溜め込むタイプの方が圧倒的に多いのではないか、と思う。日本人は控えめで主張しない人が多めな気がする。

俺も完全にそちら側だ。

感情が大きくなっても表現しないため、ゆっくり溜まっていき、長い間発散されないため、ゆっくり消えていく。

原因はきっと、他人の目やその場の空気を気にする事だと思う。

「俺のこの感情を言葉にしてぶつけたらこの人は傷つくんじゃないか、もしくは敵意を持って言い返してくるのではないか、怖いし面倒くさい、穏便に良い空気で済ませたい」

そんな気持ちから、不満を感じてもいちいち言わずに黙って溜め込むのだろう。

怒りをすぐ発散するタイプ

一方ですぐ発散するタイプというのは、そういうストッパーというか心の中の迷い的なものがなく、思った事をすぐに言える。

何か思った事をすぐ言葉にして発する事ができ、そして後に引きずらずその場で済ませられる。感情をすぐ言葉にする賢さと、それを相手にぶつけられる度胸があると考えられる。羨ましい。

まあ逆に相手の気持ちに鈍感で、敵意を持たれても気にしない又は気づかない、という状態かもしれないが。

溜め込まずに発散する方が良い

俺は人が幸せに生きるには、溜め込むより発散する方が良いと思う。

そのために必要なのは、人間関係の煩わしさから逃げずに立ち向かっていく姿勢だ。面倒だけど。

相手の気持ちや考えを想像して怯えて、やっぱり意見を言うのをやめておこうと考えてはいけない。たとえぶつかり合う事になっても逃げずに怒りや不満を伝える事が自分の心を救う事につながる。俺もすぐに出来るわけじゃないけど、少しずつ言えるようになっていこうと思う。賢さと度胸を身に着けていきたい。

本物の怒りと偽物の怒り

誰かと会っていたり話していたりする時、つまり直接その人と関わりがある時に抱いている怒り。これを本物の怒りと定義する。

本物は何というかシンプルかつ地に足が着いている。今起きている出来事、例えば相手が自分の話をいちいち遮って否定してくる、という場合に、「否定をせずに他人の考えも尊重しろよ、話を最後まで聞けよ」と頭に浮かぶだろう、これはシンプルな反応であり、本物の怒りだ。

では一方で偽物の怒りとは何か。誰かとの関わりがなくなってからも心に残っている怒り、つまり溜め込んで引きずっている怒りだ。

これは複雑かつふわふわ浮いているもので、会っている時には無かった怒りが無駄に脳内で増えている状態だと考える。先ほどの例だと「否定せず最後まで聞けよ」と伝えて空気が悪くなるのを恐れて言わなかった結果、相手の本音が分からず「あいつは他の奴にも同じように否定するんだろうな、そういう奴だよな、高校の時もあんな事があったな、そして今後も」みたいに、他の過去の出来事と繋げたり勝手に未来のありそうな事を想像したりして膨れ上がる。

まあつまり、自分の怒りを溜め込まずにその場ですぐ相手に言葉で伝えられれば、怒りはシンプルな本物のまま消火できるが、それを避けて溜め込めば怒りは増幅し複雑になり的の外れた偽物に変化していく、という事だ。

大事なのは本物の怒りを、偽物になる前にその場で直接相手に伝えて消火してしまう勇気だと思う。

頑張りましょうぜ。

読んでくれた方、ありがとうございました。

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