快適な生活を脅かす存在の主力候補として、隣人の生活音、騒音が挙げられるのではないでしょうか。日中に作業に集中したり、夜は静かに眠ったりしたいのに、隣人の話し声、足音、物音が聞こえてきたら、不快感はかなり大きいものだと思います。
もちろん生活音の問題、隣人トラブルの問題というのは、相手が完全に悪いとは言えません。建物の構造、相手が出している音量、自分が気にする度合(繊細さ、敏感さ)の三つの要素が複雑に絡み合っており、場合によって状況も異なります。一方が隣人の音を気にしすぎなのか、他方が自分の音を気にしなさすぎなのか、様々でしょう。しかしそれでも、生活していてあまりにも不快だと感じているなら、それは何かしらの行動を起こす必要があります。
今回は、隣人の生活音または騒音が気になる場合の効果的な対策について紹介しようと思います。
壁や天井を叩く
これは初めて行動を起こす場合、少し相手に気づかせたい場合に、良いと思います。
何度もこれをやる場面があるなら、相手は何度やられても治せない鈍感な人、または逆にこちらに対し怒りを溜め込んでる怖い人の可能性があるので、やめた方がいいでしょう。最初のうちに数回やってアピールする程度にしておく事をオススメします。
相手が良識のある方、気を遣える方であれば、少し叩かれたら、あ、今自分うるさいんだな気をつけよう、と思って今後改善してくれる可能性が高いので、それを信じて、トラブルにならない程度にやりましょう。
同じ音量をこちらも出してみる
相手が大きい声で話してるならこちらも電話してるふりなどで同じ声量を出してみたり、相手が室内でドンドン鳴らして歩くならこちらも真似をしたり何か大きいものを落としたり。
これも何度もやるとかでなく、相手に気づかせる目的で少しやるのが良いでしょう。
ただこれも、上のもそうですが、相手に暗に気づかせるというのは望みは薄いです。相手がこちらと同じく音や気持ちの察知に敏感で、気を遣える方という前提になるので。だいたい人はそうではなく、なかなか気づかないし気づいても治そうとしないので。
まあ可能性は低くても、やらないよりはマシな対策だと思います。
手紙をポストに投函する
壁や天井を叩いたり、同じ音を出してみたりしても相手が気づかない改善されない場合がほとんどでしょう。
次は紙に注意書きをして、匿名でその住民のポストに投函してみるのが良いでしょう。あまり公式っぽくしすぎると大家や管理会社と思われるかもしれません、それが良いのか悪いのかはちょっとわかりませんが、手書き感はあった方が良いのかな。
やはり自分の主張を相手に伝えるには言葉が一番だと思います。
また名前が書いてないと不気味さも少し出て緊張感が与えられるでしょう。それで静かにしてくれるなら万々歳です。
直接話をしに行く
これは相手がどんな人か分からない場合はやめた方が良いと思います。ヤバい奴かもしれません。
しかしだいたいどんな人が住んでいるかの目星が付いているなら(学生とか同じ会社の人とか)、直接面と向かって、こういう音が大きいからもう少し気を遣ってほしい、など伝えてみるのもアリでしょう。
何より、直接話して何となく人柄を理解する事により、思っていたほど悪い印象の人じゃないな、という気持ちになって、少しこちらの気持ちがおさまる、そして音が以前ほどは気にならなくなる、みたいな、こちらの心理的な変化が起こったりもします。そういう意味でもオススメです。なかなか勇気はいるかもしれませんが。
防音性の高い耳栓をする
これは攻めではなく守りの考え方ですが、音を物理的に聞こえづらくしてしまうのもオススメです。僕は寝るときは普通に百均の耳栓をつけて寝ています。縮ませて突っ込んで膨張するタイプのやつ。割と防音性は高いですが、ただ相手が夜なのに日中と同じボリュームで話してるバカの場合は、あまり効果が無いかもしれません。数千円するもっと良い耳栓をつける事をオススメします。
大家や管理会社に電話する
色々言ってきましたが、自分がリスクを負わずに相手に手っ取り早く主張を伝えたい場合は、これが一番かもしれません。上の立場の人から言われたら隣人も緊張して改善する可能性が高いです。
ただ実際、ちょっと手紙を全ポストに入れるだけ、みたいな対応で終わり、全然改善されなかったみたいな実例も聞いたことがあるので、あまり効力が無いかもしれません。まあトラブルが起こりづらい選択肢としてはやはり公式さん頼りが良いでしょうね。
まとめ
隣人の生活音は、度を超えると騒音になり、自分の快適な生活を脅かすものになり得ます。今回紹介したような方法で皆さんが対策を行い、少しでも多くの人が快適な暮らしが出来ることを願っております。
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